悼む
今日は涙雨でしょうか。
友人のご主人が亡くなりました。
前立腺がんでした。
53歳、子どもさん二人と奥さんが残されました。
通夜・葬儀に参列させていただきました。
ご家族だけで見送りたいといいうご希望でしたが。
お父さんのご遺体と二日間を一緒に過ごしたお兄ちゃんは、泣きはらしたような目をして、
もはや、じっとご遺体を見ることはなく、すーっと視線を外します。
私と目が合うと微笑んでいた妹さんはお棺にお花を入れるときに
顔がみるみる崩れて、ぽたぽたぽた、と涙がこぼれました。
覚悟していたとはいえ、あまりに早いご最期に悲しいやら悔しいやら。
家族だけでシンプルにとのご希望でしたが、お通夜にもお葬儀にも友人が訪ねてこられました。
祭壇もない、読経もない、お花が美しく飾られたシンプル葬儀でしたが、
みな様の思いはカードやお手紙に書かれて、お棺に入れられました。
今頃、天国でゆっくり読んでいるのではないでしょうか。
一夜明けて、今日は涙雨かしらと思います。
山歩きをこよなく愛した故人の遺影の背景は東お多福山
近年、古武術を始めたとのことでお仲間からのメッセージには
「今日、公園に来ていましたね。また、会いましょう!」
よく練習をしていた公園に、彼の魂が現れたようです。
お花で埋めつくされた棺が運び出されて、お別れしました。
兄妹のお母さんはとうとう涙を見せることなく、淡々と振舞っていました。
大丈夫でしょうか。
悲しんでいいんだよ、泣いていいんだよ。











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