未来創想コラム

息子は居ても墓はいらない

投稿日:2015年3月16日

カテゴリ : 手元供養に関するコラム

お墓を求める方が減っています。
もちろん、価格のことはありますが、それ以上に子どもに墓守をさせるのは申し訳ないと思う人が増えています。
先日、ミニ骨壷を求めて来店された方もそんな中のお一人でした。

ご主人様を肺がんで亡くされた奥様です。
息子さんはいらっしゃいますが、お孫さんはおられないそうです。
何よりも、ご主人様のご実家のお墓の現状を見るにつけ、お墓はいらないとご夫婦で話し合ったのだそうです。

ご主人様は五男だといいますから、男性が他に4人いらっしゃったわけです。すでにみなさまお亡くなりになったとのことですが、それぞれにお子様もおられるとのことです。
ところが、130年続いたお墓を今は誰も見ていないそうです。こんな状態になるのなら、お墓はいらないとお二人で決められたのだそうです。

ご主人様のご遺骨は「一心寺」に納骨するので、手元に少しだけ残したいからと当社のミニ骨壷をお買い求めいただきました。
ご自分の時も一心寺に納骨するように息子さんには伝えてあるとのことでした。

一心寺さんではたくさんの方のお骨を集めて10年に一体「骨仏」をつくって安置しています。春秋のお彼岸やお盆の時にはたくさんの人がお参りに訪れます。
お墓でも納骨堂でも骨仏さんでも、おばあちゃんの一枚の写真からでも先祖に思いを馳せる機会があることは大切なことだと思います。子どもたちには命のバトンをつないでいることを感じてほしいと思います。大人たちはそんな機会を作ってあげなければいけないと思うのです。

古来、霊場への納骨や納髪の風習があるように、故人の遺骨や遺髪をお寺に納め、永代にわたって供養するしきたりがありました。
また、仏教では仏像を造って礼拝することはこの上ない善根功徳とされています。多くの人々に礼拝される仏様を、遺族にとっては何より尊い故人のご遺骨でもって造立する。
それにより、お骨佛を拝めば故人に供養するのと同時に、仏様を礼拝供養することになるのです。
まさに仏様への崇拝と先祖供養の精神が融合した、真に妙なる功徳の仏様、それが一心寺のお骨佛様なのです。

一心寺HPより